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●重里英昭の町政報告

重里英昭の町政報告「澪標」 第21号 5月22日発行
今号は町民の皆様からいただきましたお手紙から紹介させていただきたいと思います。
町民の皆様も「言っても無駄、何も変われへん」と思わずに、どんどん声を上げて下さい。
よろしくお願いいたします。

●町民の皆様からのお手紙

【Aさん】

 澪標と議会だよりを拝読し、市川町に住む人間として情けない思いでいっぱいです。

 学校の教育で他人に迷惑をかけない様に!相手の立場で物事を考える! 戦後の教育をしっかり受けて来た人達が町長、副町長になられ、議員になられているのではないですか?今の市川町の行政を胸をはって一生懸命やっていると言えるのでしょうか? どんな思いで毎日行政を見つめているのですか?

町長に抗議したいです。

 ふるさと林道にかかった事業費10億円余りを「事業計画をしているから」という理由だけで着工し、全く利用価値のない行き止まりの道を造り、「一つの結果」そんな言葉で税金をドブに捨てて 何も感じないのですか?会社員なら」どうでしょう、詰のない事業計画をし会社に損害を与えたなら……当然クビですよ!あなたの住んでいる市川町ですよ、かわいくないのですか?

私達の出来る事はリコールの道しかないとは何と情けない事です。


森と畑

 市川町の田んぼは緑いっぱい

【Bさん】

 第20号の「澪標」の編集後記に3年、5年前にも同じようなことを書いたな……とある。長年「澪標」を読ませてもらっている私は町政に同じ問題があり続け、(未だに改善されない体質、巷でささやかれている良くないうわさ等)、そのことを一貫して 指摘」続けているのだから当然のことだと思っている。
 「澪標」の役割についての私見を述べさせていただきたい。
 社会はめまぐるしく変化しているのだからいつまでも市川町が変化しないではいられないのは明白のことだ。

 しかし、残念ながら私たちの町は変化できてない。生き残る第一の条件が変化であることは人類や生物の歴史が示している。
 町民が、町会議員が、行政担当職員が、町長が変わらなければならないと「澪標」は訴え続けてきた。
 しかしながら10億数千万円をかけた林道が使用の見込みもなく、落石で通行止めとなっているにもかかわらず「ひとつの結果だから理解していただきたい」などと平然と答えている町長。東日本の地震、津波、原発の甚大な被害についても「ひとつの結果」と答えるのだろうか。
 町長は職員の先頭に立って住民の安全な生活を守らなければならない、生活の基盤を整えなければならない。
 町会議員は、住民の声を聞き、自らの信念に基づいて町政を監視し、提言しなければならない。
 住民は、町政を監視し、要求を声にしなければならない。
 安易ななれ合いはお互いに許されることはではないし、変化の原動力にはならない。

しかし、林道一つをとっても町政に疑問を抱かざるを得ない。

 「澪標」の変わらない町政の批判は、濁って停滞している郷土への絶え間ない問いかけであると感じている。

 

【Cさん】

 「澪標」を読んで、市川町議会はなにかおかしいと感じられない方はおられないように思います。筋の通らない答弁を繰り返す町長、副町長はじめ幹部職員。それをチェックするどころかかばう発言までする議員。加えて、法違反まで押し通してしまう。
 昨今、地方自治について、いろいろな形でメディアに取り上げられています。善し悪しはあれど、そのほとんどが改革派と呼ばれる首長の取り組み、あるいは、改革を望む住民の取り組みであり、ある意味前向きなニュースであります。


いつになれば、市川町から前向きなニュースが発信される日がくるのか、あるいは永遠にこないのか……
 10億円を超える壮大な無駄遣い、それを一つの結果だと認めている町長。政治家の最も大きな仕事の一つが結果責任をとることではないのだろうか。経緯ではなく、結果がすべて。それに対して責任を持つ。それが政治の基本と考えていますが、この結果に対しては、どうなんでしょうか?
 行政の問題に対して、住民の詰め寄る姿。個人的には非常に醜く写ります。見て見ぬふりの罪、知らなかったの罪、責任は自分たちにもあります。市川町が滅びる前に、賢い住民になりましょう。



【Dさん】

 的をはぐらかすために、筋の通らない答弁を繰り返す町長。加えて、自治体の市川町が、まず第一に守らなければならない法律、地方自治法を行政の言うままに、法律違反を押し通してしまう。10億円の超える莫大なるムダ使いに対して、それを一つの結果だと認め平然としている町長……、 一つの結果責任、一つが結果に対する責任。どうなんでしょう?熟慮断行ならば、この様な事にならなかったと思う。



●【入札制度について】

 3月議会において、同僚議員より入札制度の改革についての問いかけに、尾崎町長は検討するとの答弁がありました。平成20年9月議会だったと思いますが、水道事業の入札制度においての不備を指摘いたしました。その時の町長の答弁が「市川町水道組合の組合員を対象に発注する。
 市川町の水道工事に関しては、市川町水道組合の対象に入札参加を指名する事が、慣例化しておりましたので、そのつもりでやっておりました。」でありました。
※(市川町水道組合に加入するのに300万円の入会金が必要である。)
※(市川町水道組合に加入する業者の3分の2以上の賛成がなければ加入出来ない。)
しかし、今日まで入札制度の改革は行われる事なく、今まで通りの入札が繰り返されて来ました。ところが、3月議会の同僚議員の質問に対して、 尾崎町長は突然びっくりする様な答弁をされました。
 尾崎町長「水道事業の入札は、指名競争入札で行っているが、
指名競争入札と一般競争入札の落札率の違いは、私も商売をしていた関係で裏はみんな解っている。しかし町としては、あってはいかん事かそうかわかりませんが、表に出て来ない限り、深追い出来ない。また、現状の単価の積算根拠は計算する業者もあり 、そんな中、組合あるいは仲間と言うものが繋がって申し合わせをする様な状況が生まれている様に思っている。一般競争入札は実際競争になっていると思うが、町内の業者が行っている今の競争入札はどうも上の方でクモを張った様な状況になっているように感じる。」これが、3月議会での尾崎町長の答弁です。
 町長が指名をした業者が上の方にクモを張ったような状況で入札をしていると感じている。
それを認める発言をしていると言う事は、談合を業者間でやっている事を町長自身が知っていると思われても仕方のない発言をされております。
 以前の「澪標」で紹介した事がありますが、水道事業の入札では入札率98%、99%等の信じられない入札が日常的に行われております。こんな数字は入札に参加をされた事のある業者さんなら必ずわかるはずですが、金額があらかじめわかっていないと出てくる数字ではありません。また、業者同士だけではじき出せる数字でもありません。 金額を知るものがいなければ、出て来ない数字です。たまたま1度や2度出て来た数字ではないのです。
 入札に関する事の全ては町長の権限において行われるのであります。
 他の市町村は、入札制限価格が85%であれば、75%の業者、79%の業者、90%の業者があり、83%の業者が落札する様な入札結果が報告されるが、市川町ではほとんどすべての業者が指名競争入札の場合、95%、98%、99%等の落札である。おかしいと尾崎町長が分かっているならすぐに対策を講じなければならないはずだが、 そのまま何の対策もないまま税金がたれ流されています。この事は私が議員になった約8年前から、常々議会で訴え続けてきた事でありますが、この8年間、入札制度の改革は行われる事なく現在まで来ております。
 今回、同僚議員の質問で初めて尾崎町長が
「指名競争入札において、水道組合員或は仲間同士で申し合わせをしている様な状況が生まれている様に思う」と、不正が存在しているのではないのかと言う事を認めました。
 なぜ、今なのか。数年前から一議員が不思議に思い、訴えて来た事を、なぜ今認める様な発言をされるのか、町長は入札と言う事がわかっているのか?



       

●【不納欠損】について(3月議会での質疑応答)


重里…市川町新築資金等貸付金の債権放棄について、これは公金ですか。
坂本徴収課長…一応公金とみなしております。
重里…国庫分と県補助金の貸付があると思うんですけど、債権放棄した場合、町の負担分は町民の税金で賄われるんでしょか。
坂本徴収課長…そのとおりでございます。
重里…保証人は単なる保証人ですか、通常保証人ですか。
坂本徴収課長…保証人です。
重里…抵当権の設定が当然されていると思いますが。
坂本徴収課長…平成2年から8年までの貸付分だけ抵当権が設定されております。
重里…このたびも不納欠損が出ておりますが、現時点で払い終えている人、払っている人、払っていない人、この不公平感というものは一体どうなんでしょう。これからの債権回収業務が非常に困難になると思います。
坂本徴収課長…徴税課が設立されて、我々も過失の分からずっと残っている分を、借受人、相続人、保証人、そして相続人であれば6親等のお孫さんまで請求権を持って努力しております。その結果徴収見込みがなくなりましたので債権放棄するものでございます。
重里…この事業に何件の補助とお金を出されたんですか。
坂本徴収課長…総額37億1059万3000円、延べ件数は1367件でございます。
重里…6年前に行政運営をより効率的に行うために徴税課が出来たはずですね。
青木総務参事兼総務課長…平成17年度、6年前設立されております。
重里…より効率のよい徴収をし、高額になってしまった債務の回収を、毅然とした態度で臨むため、徴収課が出来たんですよね。
青木総務参事兼総務課長…恐らく議事録をご覧になられてると思います。そのとき町長がそう言う答弁をしているのであれば、その通りだと思います。
重里…徴収課が出来てからの、債務残高、回収率をお聞かせ下さい。 青木総務参事兼総務課長…16年度末で4億7608万6000円、21年度末で4億1631万3000円と言うことで、約6000万円ほどを徴収課を中心に滞納の徴収に努力したと言うことです。
重里…そんなに効果が表れてないと言うことですね。
青木総務参事兼総務課長…重里議員が効果が上がっていないと言われていますが、約6000万円の徴収を行っております。これを効果が上がっていないとみなされるかどうかは重里議員の考えだと思います。私は、十分徴収課としての効果を上げて頂いたと感じております。
重里…6年かかって、6000万円です。徴収課にはいくらかかったんですか。
尾崎町長…4人で出発いたしまして、税金だけでなく、各種料金の滞納も徴収課でやってまいりました。職員も育ってまいりましたので、水道は水道課、貸付は貸付、元のそれぞれの課でやっていくように体制を新たにしてやっていこうということです。
それから、費用対効果というようなことを言われますけれども、行政の仕事というのは、費用対効果でいかない。本当にそれだけの人間を充ててやるんだったら、何も6000万円、5年かけて減らすより、徴税課を置かずに、徴収に骨を折らない方が結局費用としては安く上がるわけですが、 そういうものでもありませんので、そういう角度からのご意見というのは我々いただきかねるところであります。

※行政が携わる仕事として、費用対効果だけで物事を推し量るのは無理があるとは思いますが、しかしながら効率を高めて行くのが職員達の重要な仕事であると思います。 もっと効率良く事業を進めていただきたい。21年度末で未回収が4億1631万円も出ています。債権放棄となると、町民の税金で穴埋めをする事になる訳ですから。


市川町夏祭りについて住民から今年も五百円を集めて、夏祭りを行うことを市川町で決めております。 地方財政法4条五に割当的寄付金の禁止、という事が法で定められています。私くしは、4月28日総務省財政局に電話して「住民から五百円を集める事はできるのか」との問いに、総務省は「国、地方公共団体は住民に対し、寄付金を直接的、間接的に拘らず、割当て強制的に徴収してはならないものとしている。」 との回答がありました。


市川の流れ

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市川町議会議員 重里英昭 オフィシャルサイト 2011